上野動物園3
人間とゴリラにはお口のなかでいくつか共通する点があります。そのひとつに霊長類共通の、霊長空隙というもがあります。霊長類には乳歯から永久歯に生え変わるときに 上顎だと犬歯の前、下顎だと後ろ側にわずかな隙間ができてきます。最近だと隙間のない子供も多くもいますが。。
それ以外も隙間はできるのですが、その他は生理的空隙発育空隙と言います。
ゴリラの歯は32本あるそうです。人間は親知らずを含めて32本あります。人間の歯は退化傾向にあるからかは分かりませんが、ターミナルリダクションといって、同じ歯群、前歯、犬歯、小臼歯、大臼歯のそれぞれの後ろの歯からなくなる傾向にあります。 なので、親知らずが初めからない人もかなりいます。
ゴリラの咬む力は筋肉の付きかたからしても、すごそうです。
子供のころから、良く咬んで食べれば、咬筋、側頭筋など(咬むのに必要な筋肉)が鍛えられ、その結果、骨格も発達することとなり、歯並びにの一部、影響するのは間違いありません。咬めば顎が大きくなるというわけではありませんが、正しい筋肉の付き方や、使いかたが、歯並びを作ることは間違いないです。当医院でも機能矯正も行なっています。歯の形態を治しても、周囲の筋肉の機能がついてこれないと、歯並びがまた悪くなってしまいます。
矯正は大人になってからでもできすが、子供の時にしかできない事もあります。その逆で大人になってからしかできないものもあります。一度、なにかあれば御相談ください。
逗子市
小児歯科専門医
ファミリーデンタルクリニックこまつ
院長