第51回日本小児歯科学会学術大会
5月23日24日と岐阜にて 学会がありました。
小児歯科専門医として継続するためのいわゆる、勉強会です。
新しい知識から、確認の知識、正直うーん、というような、良い判断を誤らないための知識です。
岐阜までのみちのりが、正直遠かったです。
が、しばらく会っていない方々と会うことができる機会でもあり有意義な2日間でした。
学会の市民公開講座の中に京都大学霊長類研究所・教授 松沢哲郎教授の特別公演がありました。テレビでも見たことがあり、かなり面白い公演でした。
まだ、まだ、へーと思うようなことがたくさんありました。
そのひとつに、その分野の人にとって、あたりまえじゃん!と言われそうですが、猿とチンパンジーの違いでした。monkey とape の違いでした。
日本人はチンパンジーを見て、おそらく猿に近い仲間と思います。チンパンジーを見てお猿さんと言う人はいても、類人猿とう言い方を言うひとはあまりいないと思います。言語の成り立ちから、人に類似した猿とう意味なのかはわかりませんが、チンパンジーは猿より人間と読んだ方がむしろ良い存在と言うことがわかりました。
猿にはシッポがあり、類人猿には尻尾がないことを今まで、恥ずかしいですが、しりませんでした。なので、人間、チンパンジー、ゴリラ、オラウータンは同じ類人猿のくくりになるそうです。
他にも肉体の能力だけでなく、頭脳面でも人が退化?した能力がある事がわかりました。反面、人に進化?した能力もわかりました。想像力です。
生まれたばかりのお子さんは想像で怖がったりしません。大きな環境の変化で怖がる事はあります。音だったり見慣れないものだったりです。それは、チンパンジーも一緒です。
人は想像する能力があるため、恐くなったり、笑ったり、泣いたりする事ができます。
小児歯科治療の重要な原点だと思いました。
逗子市
小児歯科専門医
ファミリーデンタルクリニックこまつ
院長